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高級自動車に対する器物損壊事件

  • cases571
  • 2020年01月07日更新
女性
  • 女性
  • 暴力事件
  • ■犯罪行為 器物損壊
  • ■罪名 器物損壊
  • ■解決結果 示談により被害届取下げ

事件発生の経緯

Aさんは、お店で偶然居合わせたマナーの悪い客(Bさん)と口論となったが、その時は店員によって止められた。
その後、店を出たAさんは、店の前にあったBさんの自動車に対し、近くにあった石で多数の傷をつけた(修理費約150万円)。
事件から数か月後、駐車場にあった防犯カメラから犯人が発覚し、警察がAさんのもとにやってきた。

ご相談~解決の流れ

Aさんは自分の行った犯行を認めていたが、刑事処分によって前科が付くことだけは避けたいとのことでした。
そのためには、早期に示談をまとめる必要があり、早急に捜査機関に協力を求め、被害者との接触を試みました。
被害者の方は額によっては示談に応じるとの姿勢を示しましたが、提示する修理費用が高額であり、その費用が正確なものであるのかが問題となりました。
口頭で提示される数字ではなく、修理したディーラーの正式な見積書を検討し、結果、提示された額より低廉な額で合意に至り、示談がまとまりました。
最終的に、BさんはAさんの処罰は望まないとの誓約書にサインまでしてもらいました。
その結果、Aさんには刑事処分なしという結論で事件は終えました。

解決のポイント

被害額が大きいので、重い処分となるのが通常であった。しかし、早急に捜査機関にAさんに有利な事実を申し出た上、被害者と早期に示談交渉を開始したこと、被害者の方の疑問や示談の提案に対し弁護士として事前に調査を進め、法的観点から誠実に回答し信頼関係を構築できたことが結果に大きく影響した。
さらに、Aさんに反省を示す謝罪文を作成していただき被害者の方にに読んでもらった。その中で、Aさんが刑事処分を受けたくない理由に仕事や家族のことがあることも述べていただいた。その結果、被害者の方が示談についてより柔軟な対応をしてくれるようになった。
事件とは直接関係ない事実も時としては、結論に影響を及ぼす重要なポイントになると思います。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)

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